ハードコンタクトレンズの洗浄について
【ハードコンタクトの洗浄と取扱について】
ハードコンタクトレンズの適切な洗浄は、快適な装用感と目の健康を維持するために極めて重要です。不適切な洗浄は、様々な眼障害を引き起こす可能性があります。以下に、ハードコンタクトレンズの洗浄について専門的に解説します。
【洗浄の目的】
「汚れの除去」
涙液成分(タンパク質、脂質、ムチンなど)がレンズ表面に付着すると、視力低下、装用感の悪化、アレルギー反応の原因となります。
「環境中の汚染物質の除去」
塵、埃、花粉、化粧品(油性成分全般)、ハンドクリーム、ワセリン、日焼け止め、皮膚科軟膏類、食用油、工業用油などがレンズに付着すると、異物感や感染症のリスクを高めます。
「微生物の除去」
細菌、真菌、アカントアメーバなどがレンズに付着・繁殖すると、角膜感染症などの重篤な眼障害を引き起こす可能性があります。
「レンズの透明性の維持」
レンズ表面の汚れは光の透過を妨げ、視力低下の原因となります。
「レンズの耐久性の維持」
汚れがレンズ素材を劣化させ、レンズの寿命を短くする可能性があります。
【洗浄の種類と方法】
ハードコンタクトレンズの洗浄は、毎日のケアと定期的なケアに大別されます。
「毎日のメカニカルな洗浄(こすり洗い)
・ レンズを人差し指の腹に乗せ、ハードコンタクトレンズ専用の洗浄液を数滴垂らします。
・人差し指と親指でレンズを優しく挟み、両面を丁寧にこすり洗いします。この際、レンズに傷をつけないよう、爪を立てたり、強くこすりすぎたりしないように注意してください。特にレンズ内面は涙液中の汚れが付着しやすいため、念入りに洗いましょう。
・洗浄時間は、使用する洗浄液の指示に従ってください。一般的に30秒〜40秒程度のこすり洗いが推奨されます。
・こすり洗いは、レンズ表面に付着した汚れを物理的に除去する最も効果的な方法です。
・こすり洗い後、水道水は使用せず、必ずハードコンタクトレンズ専用の保存液またはMPS(マルチパーパスソリューション)で十分にすすぎます。
・不衛生な水には微生物が含まれている可能性があり、レンズやレンズケースを汚染する原因となります。水道水でのすすぎは絶対に避けてください。
・すすぎ残しがないよう、レンズの両面をしっかりとすすぎましょう。
「定期的なケア」
※ 「タンパク除去を必要とするレンズについて」
ハードコンタクトレンズの素材によって、タンパク除去が必要なレンズと不要なレンズがあります。
タンパク除去が必要なレンズは、眼科医または販売店の指示に従い、通常1週間に一度程度、タンパク除去を行います。
※ タンパク除去が不要なレンズにタンパク除去剤を使用すると、レンズの変形や破損の原因となることがありますので、必ず事前に眼科医または販売店に確認してください。
「タンパク除去が必要なハードコンタクトレンズの場合」
涙液中のタンパク質は、毎日の洗浄だけでは完全に除去できないことがあります。蓄積したタンパク質は、視力不良、不快感、アレルギーの原因となるため、週に数回程度、または眼科医の指示に従ってタンパク除去剤を使用します。
タンパク除去剤には、錠剤タイプや液体タイプがあります。
使用方法は製品によって異なるため、必ず取扱説明書をよく読んでから使用してください。
・タンパク除去後は、必ずレンズを十分にすすぎ、保存液に浸けてください。
「界面活性剤入りクリーナー」
・油性の汚れや化粧品などが付着しやすい場合、界面活性剤入りのクリーナーの使用が有効です。
・使用方法は製品の指示に従ってください。使用後は、必ずレンズを十分にすすぎ、保存液に浸けてください。
ハードコンタクトレンズの適切な洗浄は、快適な装用感と目の健康を維持するために極めて重要です。不適切な洗浄は、様々な眼障害を引き起こす可能性があります。以下に、ハードコンタクトレンズの洗浄について専門的に解説します。
【洗浄の目的】
「汚れの除去」
涙液成分(タンパク質、脂質、ムチンなど)がレンズ表面に付着すると、視力低下、装用感の悪化、アレルギー反応の原因となります。
「環境中の汚染物質の除去」
塵、埃、花粉、化粧品(油性成分全般)、ハンドクリーム、ワセリン、日焼け止め、皮膚科軟膏類、食用油、工業用油などがレンズに付着すると、異物感や感染症のリスクを高めます。
「微生物の除去」
細菌、真菌、アカントアメーバなどがレンズに付着・繁殖すると、角膜感染症などの重篤な眼障害を引き起こす可能性があります。
「レンズの透明性の維持」
レンズ表面の汚れは光の透過を妨げ、視力低下の原因となります。
「レンズの耐久性の維持」
汚れがレンズ素材を劣化させ、レンズの寿命を短くする可能性があります。
【洗浄の種類と方法】
ハードコンタクトレンズの洗浄は、毎日のケアと定期的なケアに大別されます。
「毎日のメカニカルな洗浄(こすり洗い)
・ レンズを人差し指の腹に乗せ、ハードコンタクトレンズ専用の洗浄液を数滴垂らします。
・人差し指と親指でレンズを優しく挟み、両面を丁寧にこすり洗いします。この際、レンズに傷をつけないよう、爪を立てたり、強くこすりすぎたりしないように注意してください。特にレンズ内面は涙液中の汚れが付着しやすいため、念入りに洗いましょう。
・洗浄時間は、使用する洗浄液の指示に従ってください。一般的に30秒〜40秒程度のこすり洗いが推奨されます。
・こすり洗いは、レンズ表面に付着した汚れを物理的に除去する最も効果的な方法です。
・こすり洗い後、水道水は使用せず、必ずハードコンタクトレンズ専用の保存液またはMPS(マルチパーパスソリューション)で十分にすすぎます。
・不衛生な水には微生物が含まれている可能性があり、レンズやレンズケースを汚染する原因となります。水道水でのすすぎは絶対に避けてください。
・すすぎ残しがないよう、レンズの両面をしっかりとすすぎましょう。
「定期的なケア」
※ 「タンパク除去を必要とするレンズについて」
ハードコンタクトレンズの素材によって、タンパク除去が必要なレンズと不要なレンズがあります。
タンパク除去が必要なレンズは、眼科医または販売店の指示に従い、通常1週間に一度程度、タンパク除去を行います。
※ タンパク除去が不要なレンズにタンパク除去剤を使用すると、レンズの変形や破損の原因となることがありますので、必ず事前に眼科医または販売店に確認してください。
「タンパク除去が必要なハードコンタクトレンズの場合」
涙液中のタンパク質は、毎日の洗浄だけでは完全に除去できないことがあります。蓄積したタンパク質は、視力不良、不快感、アレルギーの原因となるため、週に数回程度、または眼科医の指示に従ってタンパク除去剤を使用します。
タンパク除去剤には、錠剤タイプや液体タイプがあります。
使用方法は製品によって異なるため、必ず取扱説明書をよく読んでから使用してください。
・タンパク除去後は、必ずレンズを十分にすすぎ、保存液に浸けてください。
「界面活性剤入りクリーナー」
・油性の汚れや化粧品などが付着しやすい場合、界面活性剤入りのクリーナーの使用が有効です。
・使用方法は製品の指示に従ってください。使用後は、必ずレンズを十分にすすぎ、保存液に浸けてください。