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Topic 50. サウナではコンタクトNG?間違った使い方は危険!


眼科医の検査や処方を受けることなく、ネットで手軽にコンタクトレンズを購入できるようになり、トラブルも増加傾向に……! 正しいコンタクト使用法を、眼科医が指南します!

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教えてくれたのは…..有田玲子先生
眼科医・医学博士
伊藤病院眼科副院長。脂不足のドライアイ論文数世界第一位を誇り、テレビや雑誌などを通じてドライアイの周知活動を精力的に行う。一人一人に合った治療方針を提案し、YouTubeチャンネル『眼科医 有田玲子先生のドライアイ診察室』では、わかりやすい説明が大人気。

コンタクトレンズをつけている人は、定期的な検診がマスト?
有田玲子先生
目のベースカーブ(BC)って、実はこまめに変わっているんですよ。とくに女性は月経周期や出産などによっても変動します。カーブが変われば視力も変わりますから、コンタクトが合わない、昔より見えにくくなったと感じたら、眼科で改めて検査し直したほうがいいと思います。同じ度数、同じBCのものをネットで検査なしで購入し続けるのは危険。少なくとも1年に1度は受診してほしいですね。

カラコンは、どうしてもつけたいなら4時間以内にとどめること
有田玲子先生
コンタクトレンズの中で、眼科医としてもっともおすすめできないのがカラコン。視力を矯正する必要がないのに“おしゃれカラコン”するのは止めたほうがいいと思います。カラコンに使われている色素には国が安全だと承認していないものもあるんです。国の安全基準を満たしていない商品も多く、アレルギーや視力低下などさまざまなトラブルの原因になりかねません。どうしても装着したいなら4時間以内にとどめるなど配慮が必要。

コンタクト装着時のNG行動って?

NG行動その1・コンタクトをつけたままサウナ
有田玲子先生
そもそもコンタクトレンズは、戦争時に近視のパイロットのために開発されたもの。サウナのような高温の室内で装着することを想定してつくられていないんです。レンズに気泡が入ったり変形したり、乾燥して目にへばりついたりと、目にもレンズにもよくないことが起こりやすい。でも普通のメガネも素材や形状によっては火傷の危険がありますから、サウナ用のメガネを使うようにして。

NG行動その2・コンタクトをつけたまま寝落ち
有田玲子先生
起きているとき、目は空気中から酸素を取り入れています。でも寝ているときはまぶたを閉じるわけで、酸素の供給量が減るんですね。コンタクトをしたまま寝ると、さらに供給量が少なくなり角膜に十分な酸素がいかなくなってしまう。それに、涙はまばたきによって分泌されるんです。寝ているときはまばたきもありませんから、そのぶん、乾燥が進みます。つけたまま寝るのはかなり危険ですよ。

NG行動その3・長時間のつけっぱなし
有田玲子先生
朝から夜までつけっぱなしの人も多いと思いますが、コンタクトの装着は1日10時間以内にとどめたいところです。急に変えるのは難しいと思いますので、まずは1時間減らすところから始めてみましょう。朝起きてからすぐ装着していたなら朝食後につけるようにするとか、寝る前まで装着していたのを帰宅してすぐ外すとか。目を長く健康に保つためには、そういう日々の努力も必要です。


取材・文/穴沢玲子 構成/剱持百香