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Topic 66. 目がかゆい時はどうしたらいい?


目がかゆい時はどうしたらいい?「目のかゆみ」の原因と対処法・予防法

「目のかゆみ」は、異物が目に入ってきた時に起こる症状の1つ。ウイルスや細菌による感染、ハウスダスト、花粉などによるアレルギー、目の疲れなどのほか、コンタクトレンズの過剰使用などが原因です。目を清潔に保つ、市販の目薬を使用する、目の健康に良い食生活を心がけるなどの対策を。

目のかゆみは、目に異物が入ってきた時に起こる目の症状の1つで、必ずしも目の病気ではありません。目に入ってしまった異物を体外に出そうとするために起きている「自己防御反応」のあらわれだと考えられています。今回は、目のかゆみが発生するメカニズムや原因、症状と対処法・予防法についてご紹介します。

目のかゆみが起こる「メカニズム」

目のかゆみは、細菌やウイルス、花粉、ハウスダストなどの異物が目に入ってきた時に起こる、目の症状です。異物が目の白目の部分に付着すると、目の粘膜にある肥満細胞から「ヒスタミン」という「かゆみのもと」となる物質が放出され、知覚神経を刺激します。その「メカニズム」によって、目のかゆみを起こしたり、涙の量を増やしたりするのです。

目のかゆみの「原因」は?

目のかゆみの「原因」としては、次のようなものがあります。

<目のかゆみの原因>

1.ハウスダスト、ダニ、花粉、カビ、動物の毛などによるアレルギー
2.ウイルスや細菌による感染
3.アトピー体質
4.目の疲れ
5.ドライアイ(目の乾き)
6.コンタクトレンズの過剰使用や不具合

「アレルギー」の原因となる物質は?

「アレルギー」の原因となる物質を「アレルゲン(抗原)」といいます。アレルゲンが体内に入ると、アレルゲンを退治する「抗体」が体内でつくられ、アレルゲンを排除しようとする免疫機能が働きます。しかし、アレルギー体質の人ではこの免疫機能がより敏感に働くため、過剰なアレルギー性炎症反応が起こります。

反応する場所が「結膜」であれば、「アレルギー性結膜炎」になります。ハウスダストやダニ、花粉以外に、カビやペットの毛、フケなども「アレルゲン」となるため、アレルギー体質の人は特に注意してください。

目のかゆみにともなう「症状」

目のかゆみにともなう「症状」としては、次のようなものがあります。
<目のかゆみにともなう症状>
1.目の充血
2.まぶたの腫れ
3.流涙
4.くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの鼻炎症状(花粉症)

「目のかゆみ」に適切な対処法
目のかゆみが発生した場合、こすってしまうのはNG。適切な方法で、かゆみの原因を取り除きましょう。

以下に、主な「対処法」を紹介します。

「水」や「洗眼薬」で目をよく洗う
「洗眼」は、目についた花粉やほこり、ウイルス、細菌、ハウスダストなどの異物を洗い流すのに効果的です。目のかゆみを感じたら、「水」や「洗眼薬」で目をよく洗いましょう。

外出時は「メガネ」や「マスク」を着用する
「メガネ」や「マスク」を着用し、花粉やホコリ、ウイルスや細菌などから目や鼻を守るようにしてください。また、室内をこまめに掃除して、ハウスダストやダニ、カビなど、アレルギーの原因となる物質を取り除きましょう。

「コンタクトレンズ」の長時間使用を避ける
「コンタクトレンズ」の長時間・長期間の使用は角膜や結膜に負担がかかり、目のかゆみの原因となります。コンタクトレンズの過剰使用は控えましょう。

目の「乾燥」を防ぐ
冷暖房の効いた部屋は空気が「乾燥」しているため、目が乾きやすくなります。ドライアイ(目の乾き)による目のかゆみの場合は、加湿器などを使って乾燥から目を守るようにしてください。

「市販の目薬」を点眼する
「市販の目薬」には、様々な種類の有効成分が配合されています。目のかゆみには、抗アレルギー成分や抗ヒスタミン成分、抗炎症成分、抗菌成分などを配合した目薬が効果的です。
<「市販の目薬」に含まれる主な成分>

1.抗アレルギー成分

「クロモグリク酸ナトリウム」「ケトチフェンフマル酸塩」「グリチルリチン酸二カリウム」などがあります。「ヒスタミン」など、肥満細胞からのかゆみ物質の放出をおさえ(抗アレルギー作用)、目のかゆみや目の充血に効果的です。

2.抗ヒスタミン成分
「クロルフェニラミンマレイン酸塩」「ジフェンヒドラミン塩酸塩」などがあります。炎症の原因となるヒスタミンの働きをおさえ(抗ヒスタミン作用)、目のかゆみや目の充血に作用します。

3.抗炎症成分
「リゾチーム塩酸塩」「イプシロン-アミノカプロン酸」「アラントイン」などがあります。抗炎症作用により、目の炎症をしずめ、目のかゆみや目の充血に有効です。

4.抗菌成分
「スルファメトキサゾール」などがあります。結膜炎や、ものもらい(麦粒腫)などの原因菌に対して、抗菌作用があります。
改善されない場合は「医師の診断」を!
長期間たっても症状が改善されない場合や何度も再発を繰り返すような場合は、自己判断せず、すぐに「医師の診察」を受けてください。

「目のかゆみ」を予防するポイントは?
目のかゆみを防ぐには、日頃から目を清潔な状態に保つことがポイントになります。さらに、目にやさしい生活習慣を実行することで予防効果も高まります。

以下に、主な「目のかゆみ」の予防方法を紹介します。


「手」を清潔にする
汚れた「手」で目をこすると、ウイルスや細菌に感染しやすくなります。外出先から帰ったら、すぐに石けんやハンドソープで手を洗うことを習慣にしましょう。また、汚れた手やハンカチで目をこすってはいけません。

「こまめに掃除」する
室内は「こまめに掃除」して、アレルギーの原因となるハウスダストやダニ、カビ、ペットの毛、フケなどを取り除きましょう。さらに、室内にバイ菌を増やさないために、日中は通気や換気を行ってください。また、乾燥は大敵なので室内の温度と湿度のバランスにも注意しましょう。

「目の使い過ぎ」に注意する
「目の使い過ぎ」は禁物です。長時間テレビを観たり、パソコンを使ったりするのは、目にかなりの負担をかけます。定期的に目を休ませましょう。

積極的に「ビタミンA」や「ミネラル類」を摂取する
栄養バランスの良い食生活を心がけるのはもちろんのこと、目の健康維持に大切な「ビタミンA」をはじめとしたビタミン群、「ミネラル類」を豊富に含む食品を毎日の食事に積極的に取り入れましょう。また、タバコ、アルコール、香辛料など、粘膜に刺激を与えるようなものは、なるべく控えるといいでしょう。
ビタミンAを多く含む食品
レバー、うなぎ、緑黄色野菜、卵黄、バターなど

ビタミンB群を多く含む食品
豚肉、うなぎ、納豆、青魚、牛乳、卵など

ビタミンCを多く含む食品
イチゴ、柑橘類、さつまいも、ブロッコリーなど

ビタミンEを多く含む食品
うなぎ、イカ、エビ、さつまいも、大豆、植物油など

ミネラル類(カルシウム、亜鉛、マグネシウムなど)を多く含む食品
魚介・海藻類、乳製品、大豆製品、緑黄色野菜など
「規則正しい生活」と「十分な睡眠」をとる
生活が不規則になると抵抗力が落ち、ウイルスや細菌などに感染しやすくなります。早寝早起きの「規則正しい生活」を心がけましょう。また、睡眠不足は目の大敵です。日頃から「十分な睡眠」を心がけましょう。

「疲労」や「ストレス」をためない
強い「疲労」や「ストレス」は、目のかゆみの原因になることもあります。疲れを感じたら、無理をしないで積極的に休むようにしましょう。また、スポーツ、音楽、ショッピングなど、自分に合った気分転換法を身につけて、上手にストレスを解消できるといいですね。





いかがでしたか。正しく対処して、目のかゆみから少しでも早く解放されてくださいね。